ミラーリング法で介護職の聴く力をアップ

ケアログ ミラーリング法で介護職の聴く力をアップ

介護職であれば、終末期を迎えた利用者に関わることも多くなります。終末期の利用者は、死を意識することが増え、精神的な苦痛を感じ、落ち込んだりイライラしてしまう利用者が少なくありません。不安や葛藤からネガティブな発言が増えやすいのが終末期の利用者の特徴です。そうなると、そういわずに、もう少し頑張りましょう、そんなことないですよなどと励ましの言葉を受けることが多くなります。安易な励ましというのは、利用者のつらい気持ちには通用しないことを介護職は理解しておくことが大事です。また、こうしたネガティブ発言への対応として、聴く力が重要です。

介護業界で効果的な手法として使われているミラーリング法をご存知でしょうか?ミラーリング法は、端的にいえば、相手の言葉を繰り返すという聴き方になります。鏡のように相手の言葉を繰り返すことで、その間に自分の発言をあらためて考える時間をとることが可能です。さらに、その内容を深く理解するために問いかけることで、話し手の気持ちを明確に理解することができます。ちなみに、このミラーリング法は、基本的にどのような発言に対しても聴く手順に変わりはありません。ネガティブな言葉をミラーリング法で反復することは、ためらいを感じるかもしれませんが、大事なのは、利用者本人が現在抱えている感情を受け止めることです。ミラーリング法を身に付けることで、自分の考えをまとめながら話すことができるようになると同時に、利用者自身が心の奥底にある気持ちに気付くことができるでしょう。